6/10/2025 6/10/2025
電気代が高騰し、エアコンをつけるたびに料金が気になる人は少なくありません。しかし本格的に真夏に突入する前の時期なら、エアコンに頼らなくても快適さを保てる余地があります。
本記事では、梅雨前後のまだ過ごしやすい時期に試せる「涼むためのヒント」を紹介します。
室温を下げる最も手軽な方法は空気を動かすことです。まず、網戸付きの窓が二つあるなら 対角線上の窓を同時に開けるのが理想です。片方の窓から外気を引き込み、もう一方から室内の熱気を押し出すことで、自然の風が家の中を通り抜けます。風が弱い日や開けられる窓が一つしかない場合は換気扇を使って強制的に排気するのが効果的です。また、サーキュレーターや扇風機を室内奥から窓へ向けて置いて、部屋の奥から外に向かって風を送ると、涼しい空気の通り道ができて体感温度が下がります。
卓上型USB扇風機は、一般的な扇風機やサーキュレーターの約1/10の消費電力で動きます。パソコン作業や読書など長時間動かない場合に適しています。
凍らせた保冷剤が入ったネックリングやアイスネックバンドは、首元の太い血管を冷やせるので効率的。数本用意して装着→冷凍庫→装着すると常にひんやり感をキープできます。
水に濡らして絞るだけで冷感が続くタオルを首や額に当てると気化熱で温度が下がります。さらにバケツの水に足首まで浸すと、血液が冷やされ全身がラクになります。
直射日光が当たるとフローリングや家具が熱を持ち、その熱が夜まで残ります。そこで外側で遮ることがポイントになります。
ちょっとした熱源でも体感温度は驚くほど上がります。以下のような家電や器具は、使い方と置き場所を工夫するだけで暑さ対策になります。
白熱球や蛍光灯はかなりの熱を放出します。LEDに換装するか、必要な場所だけ点灯して余計な発熱を抑えましょう。
短時間でも大量の熱風を発生させるため、できれば早朝や夜など気温が低い時間帯に使用しましょう。ドライヤーは仕上げを冷風に切り替えると髪も室温もクールダウンできます。
充電器やACアダプタは待機中でも発熱します。延長コードで作業スペースから離れた場所に置き、使わない機器のプラグはこまめに抜くと周囲の熱こもりを防げます。
電気ケトルやIHコンロは局所的に高温になります。調理は朝晩にまとめて行い、使用中は必ず換気扇を回して熱気を速やかに排出しましょう。